オリジナルの図柄、文様を描くことの訓練は日常で出会う事物に関心を持つこと。感動した事物を頭の中に入れ、それをミキサーのように回転させ砕き混ぜ合わせる。そして出来上がったミックスジュースの味を発展させ、呉須絵に遊ばせていく。またそこには感情という味付けもある。自信の心の変化に忠実に、怒り、哀しみ、寂しがり、嘆き、時には優しさを伴って筆を運ばせる。西洋でも東洋でもない、ただ谷中耀子という個性が発揮された文様を描き続けたい。